今の時代、副業を禁止している企業が80%を超えていたが、その風潮にも変化が起き始めています。

特に最近話題になったのは2016年4月に大手企業であるロート製薬が副業を容認する方針を発表。

実を言うと、ロート製薬だけでなく、富士通・花王・日産といった大企業も副業を容認しているんですね。

政府も企業に対して、副業を容認するよう促したり・・・と時代の変化を感じざるをえません。

では、なぜ大手企業は積極的に副業を容認しているのか?その真実に今回は迫っていきます。

副業の経験が本業にも活かされる

大手企業が副業を容認する理由の1つには・・・個のスキルアップというのがまずあげられるでしょう。

会社でサラリーマンとして働くことと副業で自分の手でお金を稼ぐために働くのでは全く形態が異なります。

というのも、会社では事業がすでにあり与えられた仕事を指示された通りにスムーズにこなすことが求められます。

しかし、副業では「自分でお金を稼ぐためにはどうすればいいのか?」を常に考え、ゼロからビジネスを展開していく必要があります。

 

副業でお金を稼ぐためには自分自身で全てを行わなければならないため、必然的に主体的に動かなければならないわけですね。

会社では受動的な仕事スタイルでも、副業をすることによって主体的な姿勢が身につき、そこで新しい思考・経験・スキルなどが磨かれていきます。

そういった個人のレベルアップが本業の会社でも活かされていくことを企業は期待しているのでしょう。

優秀な人材の流出を防ぐため

また、優秀な人材というのは基本的に自分でなんでもできてしまうことが多いです。

そのため、大手企業に勤めていたとしても、自分で事業を興すために退職したり、他にもっといい条件のある企業へと転職することも少なくはありません。

さらに、他の会社から個人単位で仕事を依頼されたり、引き抜きをされたり・・・というのも少なくはない中で、会社が副業を禁止している場合は、個人としても動きづらいわけです。

 

そこでどう考えるかというと・・・「副業できる会社に行こうかな」と思うようになってしまい企業は優秀な人材を流出してしまうことになります。

企業としては縛りが強いほど会社員を抑制してしまうことにつながり、サラリーマン側からすれば、副業容認などより自由度の高い企業の方が魅力的に見えるんですね。

本業に支障が出るから副業禁止、という考えから人材を失わないためにも副業を容認してイキイキと働いてもらうというスタンスに変わってきているともいえるでしょう。

今までの経営を変えなければならない

今回の副業解禁の流れはある意味で時代の大きな変化を予兆しているものでしょう。

今までは終身雇用制・年功序列制で企業側が社員を守り、人材を確保していました。

もちろん、その制度が今までの日本経済を支えてきたのは事実ですが、大企業であるシャープなども赤字決算になり、いよいよ大企業も安定しない時代になってきました。

 

だからこそ、企業側も今までの経営スタイルを大きく変えなければ生き残ることができない過渡期にきているのことは間違いないでしょう。

今までのやり方ではうまくいかない未来が見えているから、何かを変えなければならない・・・その一歩がこの副業解禁でもあるのかもしれません。

今までは社長が事業を興し、それに従うアップダウン方式でしたが、これからの時代は自分で主体的に動ける人材・個人に期待をするように変わってきているわけですね。

企業も主体的に動ける人材を求めている

先ほどもお話しましたが、ITが急速に発展していく変化の中で、どの企業も生き残っていかなければなりません。

そんな時に今までの方針では経営に陰りが出てきてしまったため、企業側も個人に頼らざるをえなくなりました。

しかし、はっきり言いますが、これからの時代では言われたことだけしかできない人間というのは全く必要とされません。

言われたことしかできない人間であれば、何も正社員として高い給料を払う必要もなく、派遣社員や外国人労働者で十分なわけです。

これからの時代に求められるのは、自分から主体的に動き組織や事業に変化をもたらせていける人材なんですね。

 

ただ、サラリーマンとして言われたことだけやっていたのでは、そういったスキルも身につくはずがありません。

だからこそ、副業を解禁することによって個人のスキルを上げさせ、優秀な人材を発掘させようとしているわけです。

副業というと本業に支障が出る・・・というマイナスなイメージしかありませんが、別の視点からみれば企業にもプラスな点は多くあるのです。

とはいえ、副業がドンドン解禁されたとしても実際に副業に取り組むサラリーマンはほんの一部でしょう。

これからの時代、企業も個人でも生き抜く上では何をすべきか考えなければならない時代になってきていますね。

まとめ

大手企業ですら副業を解禁する時代になってきているがその理由はいったい何なのか?

副業解禁をすることによって個人のスキルアップ、人材確保、経営への変革など様々なプラスな要素がある。

この変化の激しい時代では企業もサラリーマンのどうすれば生き残れるのかを常に考えなければならない。