2017年から本格的にマイナンバー制度が導入されるようになります。

この導入によって、副業に取り組むサラリーマンの中にも「マイナンバーで副業が会社にバレるんじゃ?」と不安になっている方もいらっしゃるでしょう。

実際のところ、マイナンバーでサラリーマンの副業はバレてしまうのでしょうか?

結論から言いますが・・・マイナンバーでバレるということはほとんどないと言っていいでしょう。

では、なぜマイナンバーで副業がバレないのか、その理由についてご紹介していきます。

マイナンバーはそもそも税金を漏れなく徴収するための制度

まず前提として押さえておきたいことは、マイナンバー制度というのが社会保障や税金、災害対策の分野で国民の管理を円滑にするためのものです。

わざわざ国民の副業をあからさまにして会社に密告してサラリーマンを締め出す、といった制度ではありません。

マイナンバー自体も国民の重要な個人情報になり、国の行政関係の処理の際にしか使うことはない、と言われています。

つまり、副業に関して言えば、マイナンバーを利用して「ちゃんと税金を払っているかどうか」を管理しているわけですね。

ということは、税務署からすれば、あなたがしっかり副業分の税金も払っていれば何も文句を言うことはないのです。

このことからわかるように、サラリーマンの副業がマイナンバーでバレないようにするには正しく確定申告をして税金を支払っておけばいい、ということになります。

 

また、会社にマイナンバーを教えなければならない制度ですが、会社にマイナンバーを教えたところであなたの副業がバレることもありません。

会社はあなたのマイナンバーを使って、あなたに給与を支払った履歴を残して年末調整など報告するためのものにすぎません。

つまり、会社は会社としてお金をしっかり払ってますよ、と国に報告するために利用しているということになります。

国、税務署は住民税を把握しているのであなたが副業をしていることを知っていますが、しっかり税金を支払っていればわざわざ会社に報告することはありませんのでご安心を。

このため、マイナンバー制度が導入されたからといってサラリーマンの副業がバレることはありません。

サラリーマンの副業がバレるとするならば、今までと同じ流れでバレてしまうでしょう。

サラリーマンの副業がバレてしまう流れは?

では、どんな流れでサラリーマンの副業がバレてしまうのでしょうか?

基本的には2つの流れがあり、1つ目に、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」、2つ目に「住民税」になります。

アルバイトをしていてたまたまバッタリだとか、副業をしていることを知っている同僚に密告された、などもありますが、今回はそれらを除いて解説していきます。

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書でバレる?

1つ目の給与所得者の扶養控除申告書でサラリーマンの副業がバレてしまうながれから説明していきます。

まずご覧いただきたいのが下記の書類になります。

おそらく毎年年末の時期に会社から記載して提出するように言われているでしょう。

この書類で副業をしていることがバレてしまう原因としては、「副業先でも提出してしまったパターン」になります。

なぜ、副業先でこの書類を提出しただけで副業がバレてしまうのか・・・?

それは、この書類が「1箇所の職場でしか提出できない書類」だからなんですね。

本業のサラリーマンの方は本業の会社で提出するでしょうから副業先では提出してはなりません。

しかし、そのことを知らずに提出してしまうと、税務署から連絡が来て副業をしていることが会社にバレてしまう、ということですね。

ただ、この用紙は給与所得、つまりアルバイトなどで雇われていなければ書くことはありませんので、アルバイトの副業をしていないのであれば、ご安心ください。

住民税でバレてしまう理由

給与所得者の扶養控除申告書で副業がバレてしまうケースはアルバイトをしている場合ですが、アルバイトでなくてもバレてしまうのが「住民税」になります。

住民税は通常、会社の給料から天引きされて納税されています。(給与明細に住民税の項目があるのでチェックしてみてください。)

住民税は基本的に所得に応じて支払う額が決まってきますので、会社の給与以外に収入があれば、必然的に住民税の額が給与と比較して大きくなってしまうわけですね。

これが原因で会社に副業をしていることがバレてしまいます。

では、どうすればいいのか?というと会社に住民税を支払ってもらうのではなく、自分自身で住民税を支払えば問題ありません。

会社の給与から天引きされて住民税を納税することを「特別徴収」と言い、個人で確定申告をして住民税を支払うことを「普通徴収」と言います。

サラリーマンの方で会社にバレたくないという方は「普通徴収」をするように心がけましょう。

まとめ

サラリーマンの副業はマイナンバーでバレることはほとんどない。

マイナンバー自体が国の行政上で使用するものであり、会社に社員が副業していることを伝える制度ではないからですね。

ちゃんと税金を納めていれば全く問題なく、副業がバレるとするならば今までの流れと同じ。

副業がバレてしまうのは「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」、「住民税」が大きな原因ですが、特に注意すべきなのは住民税です。

住民税を自分自身で支払う「普通徴収」をすることで副業がバレるのを防ぐことができます。